優れたリーダーとして気をつけるべきこと

サイバーエージェントの曽山さんの考える”できるリーダー”についての記事がログミーに掲載されていたので読みました。

記事の内容で最も感銘を受けたのは以下の箇所。

――今回の企画テーマは「優れたプレイヤーが優れたリーダーになるとは限らない」です。プレイヤーとしていい成績をおさめてきた人だからこそ、リーダー的な立ち位置になるときに気をつけたほうがいいことはなんだと思われますか?

曽山哲人氏(以下、曽山) これは簡単ですよ。自分のやり方を押しつけないこと。

――非常にシンプルですね。

曽山 でしょう? でも、もうこれに尽きるんですよ。プレイヤー上がりでリーダーになる人が失敗するのは、これが理由なんです。もう「絶対」の2文字をカギカッコつけて表現してもいいくらい。

――「絶対」ですね、つけておきます。

曽山 できるリーダーは、メンバーにやり方を考えさせる。ダメなリーダーは、自分のやり方を押し付ける。このインタビュー記事のタイトルか、もしくはリード文面にしていただきたいくらいです(笑)。

もう内容に完全に同意。

普段の自分が曽山さんの語るような”できるリーダー”として振る舞えているのかというと、まったくそんなことはないというか、反省が多いのですが、べき論としてはこのようにあるべきだと常日頃考えています。

普段の自分について

僕は、目標(ゴール)について定性目標・定量目標を握り、到達するためのプロセス(道すじ)は担当者の提案ドリブンにするスタイルを取るようにしています。提案されたプロセスにロジックの矛盾やムリ・ムダ・ムラがあれば確定前にフィードバックで補正するようにして、プロセスの確定後は進捗の報告だけ義務づけてあとは当人任せという感じです。

自分自身なぜこのスタイルがいいと考えているかというと・・理由は以下の2点です。

  1. プロセスを考えて課題解決するところに最大の楽しみがある
  2. 自分の決めたプロセスかどうかで責任意識や緊張感が何十倍も違う

と思っているからです。

理由をそれぞれ具体的に書いていきます。

プロセスを考えて課題解決するところに最大の楽しみがある

謎解きや攻略が好きなひとは少なくないんじゃないかと思うのですが、自分で考えたプロセスでうまく課題を解決したり目標を達成したときは素直にうれしいと感じ、クセになるような快感が得られると思います。

個人的にはですが、最初から答えや道すじが明かされているのではなく、どうやってこの課題をうまくやってのけようか自分で創意工夫で試していくところに仕事の楽しみがあるように思っています。

自分の決めたプロセスかどうかで責任意識や緊張感が何十倍も違う

「こういう風にやれば必ずうまく行くから余計なこと考えずに進めておいて」というふうに任された仕事と、任された仕事を約束の日までにどうやって完了させるか自分で考えながら取り組んだ仕事とでは、当人の責任意識・緊張感に何十倍もの差がでると思っています。

差がでる理由はいくつかあると思うのですが、一つ目は自分でプロセスを考えていないから仕事の面白みに欠けるということがあるのかなと思います。

次に、プロセスが決まっているということは課題解決力よりもオペレーションが重視される仕事ということになりますから、自分のアイデアや能力、個性はさほど重視されていないということで自尊心が満たされない可能性もあるのかなと思います。(決まったオペレーションを正確にスピーディに進められる能力は重要な資質だと思うので腐る必要はないと思いますが)

最後に、他人に細部まで指示された仕事の場合、どうしても意識的にプロセスの遂行には責任を持てても、結果への責任意識が希薄化しやすいのではないかと思います。なぜなら結果への道すじは他の人が考え、自分は言われたことを言われたとおりにやっただけだからです。つまり最初から結果がどうなるかは自分事になっていない可能性があります。

以上の理由から、自分でプロセスを考えて取り組むほうが「仕事が面白い」「自尊心の高い状態で前向きに仕事に取り組める」「仕事の成否(結果)が自分事になる」という効果があって高い責任意識・緊張感を持って仕事に取り組めるのではないかと思います。

最後に

こうして書き出してみると、人間は最終的には感情で動く生き物だなと思いますね(笑)

うまく行くと分かっている方法で余計なことを考えずに取り組むほうが成功確度が高く、合理的だと思える仕事は色々とありそうですし、ロボットなら決められた手順書(レシピ)どおりに正確に遂行して結果を出すところでしょうが、人間には感情があるので、仕事の任せ方や動機づけでパフォーマンスがまったく変わります。ここに人間ゆえの面倒臭さはありそうですが、創意工夫で当初の期待値以上の結果が出せるのは人間だけなのでそこもまた面白い点ですね。